かつてハイダ族の住んでいた村、Kuuna(Skedans)で、ウォッチマンであるダックに話を聞いた。 ウォッチマンとは、現在は誰も住んでいない村々に夏の間だけ住み、訪問者に村の歴史などを語る人々のことである。
ダックのお祖父さんはチーフであったそうで、村の歴史、そしていまや朽ち果てようとしているトーテム・ポールの事などを話してくれた。
サラルによって新たな生命を持ったポール
トーテム・ポールは建立後、保存のために手を付けることはせず、そのまま朽ちるままにしておくのが伝統だという。 Kuunaのポールも、昔人々が去った後そのままの状態で残されており、今では短い夏の間にごく少数の人間が訪れる以外は、自然のままである。 数十年もしないうちに人間の痕跡は全く残らずに消えてしまうだろう。
天敵が居ないため、鹿がいたる所に現れる
ちょうどオーロラの注意報が出ていたので、我々が宿泊したハウスボートから期待して待っていたのだが、真夜中零時でも薄明るく、とうとうオーロラは現れなかった。
Crescent Inletの「Yama」、零時5分
Gwaii Haanas国立公園には温泉がある。 この場所もハイダ族には重要な場所であり、我々が宿泊することは出来ない。 温泉に入るのは自由となっているので、我々も熱い湯を楽しんだ。
Hotsprings Islandの温泉