高
坂雄一 / 近況フォトアルバム
[No039/2006年8月27日、サーモン氷河] |
8/27
はオーロラが低緯度でも発生するとの情報を受け、村から250kmのサーモン氷河へ行くことにした。この氷河はカナダで5番目に大きな氷河なのだが車で見
に行くことができる。詳細はこちら。
http://www.blue-moon.ca/mailmag/No028.html
来週から息子の学校が始まるので、長い夏休みの最後にキャンプしようと二人で行くことにしたのだが、出発後1時間半で雨が降り出した。
温帯雨林のこの地域は一度雨が降り出すといつやむか分からない。しかも木々はすでに黄色に色づき始め秋の気配である。グリズリー・ベアを観察できるフィッ
シュ・クリークに着くと辺りは薄暗く気温も9度と肌寒い。
顔見知りのレンジャーにこの夏の状況を聞くと、例年ほどのクマが来ていたが、鮭の遡上状態が豊富だったためこのクリークには昨年ほどクマが密集しなかった
ようであるとのこと。この2日間は現われていないらしい。
息子はしきりに鮭の屍骸に気をとられており、無数のカモメがついばんでいるのを見ていた。また、小川の早瀬では数十匹の鮭(7〜80cmのチャ
ム・サーモン)が上流に登ろうとして滝登りをしているのだが、目の前数メートルで自然の鮭を見るのは新鮮であったようで1時間ほど見つめていた。
雨が大降りになってきたので宿泊予定地のサーモン氷河を見下ろせる峠まで走る。雨は依然と降り続き、氷河からの強風でとても寒い。車から風下にタープを
張って食事を作るがびしょ濡れである。
濃い霧の為に氷河は全く見えないので早く寝ることにした。寝る前に車の暖房を入れ、スリーピング・バッグに入った後エンジンを切り車内で寝るので
あるが、車内キャンプ初の息子には寒かったようで夜中起こされて再度暖房を入れることとなった。午前3時の外気温は4度、暴風雨で車ごと揺れていた。
朝起きるとかすかに氷河の全貌が見えたので直ぐに山を降りることに。途中いまだ雪が残っているのをみて写真を撮る。この夏も余り暖かくなかったようで、沢
山の雪が残っていた。
雨は停滞するとのことだったので予定変更して家路に着く。結局クマはクロクマの親子を3組見たのみであった。
村に着く10分前から雨が止み、山脈の頂上が見え始めたのだがもうすでに白く雪化粧になっていた。昨日からもう秋になってしまったのであろう。
昨夜のオーロラがどうだったのか調べると、やはりアメリカのミシガン州でも確認されていたくらいの大規模なものが出ていたようである。
http://www.spaceweather.com/aurora/gallery_01aug06_page4.htm
http://mixi.jp/view_album.pl?id=692239
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