高 坂雄一 / 近況フォトアルバム
[No118/2007年3月15日、Dash 8, de Havilland Canada DHC-8]
胴体着陸 で有名になった全日空1603便(ボンバルディアDHC8―400型)はカナダの飛行機で、我々はバスを使うように良く乗っています。
もともとデハビランド・カナダ社が1980年代に初飛行したもので、STOL(Short Take-Off and Landing)という短距離での離着陸を可能にする短距離用の飛行機として開発されたものでした。日本にも国産飛行機で似たような形大きさのYS-11 がありましたが、ちょうどこの機種と世代交代がなされて今に至っている感じです。
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このデハビランド社は水上飛行機やソリを付けて雪上でも使用できる局地使用の飛行機を作ってきたことで知られています。有名なところではビーバー (DHC-2)、オター(DHC-3)やツイン・オター(DHC-6)です、セスナより一回り二回り大きいので、沢山の荷物を運ぶことが出来ます。イエ ローナイフでカリブー(トナカイ)を見に行くツアーでは主にオターを使うことが多いです。キンコーラスに住んでいた頃はまだ道路がなかったのでこれらの飛 行機を良く使って買い物に行きました。最初の引越しにはビーバーをチャーターしたのですが、5万円くらいで済みました。因みにトミーは生まれてから3歳ま でほぼ毎月これらの飛行機に乗っていたので「あれ何?」と聞くときちんと答えます。(笑)
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デハビランド社は一時ボーイング社に買われ、その後カナダのボンバルディア社に売却されました。ボンバルディア社はCRJ (Canadair Regional Jet)シリーズと言う小型のジェット航空機も販売しており、エドモントン⇔イエローナイフ間などにも使われており全席革張りなのは良いのですが席の間隔 が狭いので遅くてもDash 8の方がまだましかもしれません。(笑)
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国土の大きなカナダに人口は少ないので、このような小さな飛行機が活躍するわけで、離発着回数は多いのですがカナダ国内での胴体着陸は聞いたこと がありませんでした。大雪で何も見えないのに神風ランディングしたりと結構怖いですが、カナダのパイロットは極北などでブッシュ・パイロットの経験をした 人が多いので、結構このような無謀なことも大丈夫な気がします。(横に乗る時は操縦桿を握らせてくれることもあります!)
今週末にバンクーバーへ買い物に行く際にもそういえばこの機種ですね。猫の命は10あると英語で言いますが、さてauroranekoはどうでしょうか?
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